カジュアル担降りについて考える「1:担当とは?」

Twitter上で流行った『カジュアル担降り』について掘り下げたいな、と思ってみたが、そもそも【担当】って何ぞ、という話にぶつかるという。
「担当」って、まあ女子アイドルヲタからすれば「推しメン」とか、あ、あと「俺の嫁」とも同義……というか近いですよね。担降りっていうのは「担当を降りる」の略称で「推し変」と殆ど同義かと思いますが、何故かジャニヲタは【降りる】という言葉を使う。これは別に深い意味がある訳ではなく、次の行き先の方が年齢的、キャリア的に若いから「更に下に降りる」というだけな話のような気はします。
じゃあ、「担当」の定義って何よ……と思ったら、それは各個人で全然まちまち。変な話「一番応援している」とすら限らない。一番投資してる相手か、というのも怪しい。ということで、前のダイアリから【推しに対するスタンスのカテゴライズ】みたいなのを引っ張ってきたので若干、加筆訂正しながら載せてみる。
【盲目型タイプ】
・宗教型:自担様が絶対! 自担が白って言ったら黒でも白、ぐらいの。とりあえず全肯定。あと向こうが神様で、自分は下々の人間、ぐらいのポジション。教祖様というか。自担に対する恋愛感情はおろか「現存する人間」としては捉えてないタイプ。
・妖精型:宗教型に近いけど、こっちはもっと「マスコット」とか「妖精的」なポジション。「非実在感」は宗教型と同じぐらいだけれど、そこまで崇拝してたり、発言に対する影響力は無い。もちろん恋愛感情は無い。
・ばあや型:そのものずばり、ばあや。一応「実在する人間」だけれど、親ではなく祖母ポジ辺りなので、とりあえず褒める、甘やかす一辺倒。スキャンダル、女ネタとかには否定的だが「自分が付き合いたい」とは思わない。
・王子様型:そのものズバリ「憧れの王子様としてロックオン」タイプ。自分の王子様なので、余所の女が傍に居るのが気に入らないから女ネタには否定的。
・擬似王子様型:王子様型×ばあや型。王子様型に限りなく近い目線だけれど、物理的にどうにもならないのを充分に認識してるから、どちらかと言えば「ばあや目線」になってしまうタイプ。
【貶し愛タイプ】
・シャングリラ型:言うまでも無く「ダメな所も有るけど君が好きだよ」タイプ。由来はもちろんチャットモンチー。延々とダメ出しをした後に「でも好き」とかで締めるタイプ。「性格的に付き合うと上手く行かないだろうな」とか思ってるからリアルな恋愛感情は無い。スキャンダルには苦笑いするしかない。
・おかん型:ばあやは溺愛だけど、おかんは小言が好き。的確にダメ出しをした後で「でもウチの子が1番かわいい」みたいな。もちろん「悪い虫」認識なので、女ネタなんて論外。
・ヲチ型:割と「非実在人間」扱い。ヲチって楽しい。妖精型に近いけれど、可愛いとかよりも面白い方を求めている感じ。スキャンダルも、それはそれで良し。面白ければ。
・リア恋型:王子様型×シャングリラ型。「欠点もそりゃあ有るだろうけれど理想の彼氏枠」のような。褒める、貶すが7:3ぐらい。割と身内扱い。もちろん女ネタ厳禁。だって自分が付き合いたい。
・マネージャー型:完全に自分がプロデュースする側の目線。本人の仕事に対するダメ出しは当然だけど最終的には仕事の内容や衣装とかについて「自分ならこうする」とか言及していくタイプ。
・ロックスター型:作品とかパフォーマンスとか、所謂「公式に出ているもの」が好きだから、私生活はどうだって別に構わないタイプ。若干、宗教型にも近いけれど、仕事面でのダメ出しとかは惜しまないので宗教型×マネージャー型が正確なのか。
って、とりあえず挙げてみたんだけど、これ私このタイプ!ってジャストで当て嵌まるひとは居ないような気はする。何かと何かの混合というか。10人居れば10通りの形があるよね……と根底から台無しにする発言で締めてみる。