こちらは未だそのような季節ではない。

4月も中旬というのに時折、何故か雪が降ったりしている北海道……様子がおかしいどうしよう……。

前々から「西野カナの執念深いラブソングが大好き」とか言ってたのですが、この曲も結構すごい。
【SAKURA, I love you?/西野カナ】
端的に言うと「今の彼氏の方が優しいし自分のこと大事にしてくれるのに、だめんずな元彼が忘れられない」というような曲なのですが。ねえ、これって共感出来るひといるの……?

私の一番のお気に入りはやっぱりエスペランサです。リリース当初「エスペランサって何? 靴屋?」とか言ってごめん。ちなみにスペイン語で勇気って意味らしい。調べた。ちなみに靴屋ってココ。コレはこれで派手かわいい上にお値段も手頃なので結構好きだったりする。
【Esperanza/西野カナ】
これはまあ「好きなひとには彼女がいて、その人から彼女のことで相談されたりするのが辛い」という概要なので、思考としては割と真っ当。ただ「何が足りないの 何が負けているの」って。そーゆーこと訊かない女の方が幸せになれるんじゃないかなーと思う。いや共感出来るんだけど。「あの子より私の方が」とか思ってるようじゃ勝てないんですよね。思ってしまいがちだけど。

みんな大好き「会いたくて会いたくて震える」という例の曲。このフレーズのインパクトが半端じゃないので、そこで持っていかれそうなんだけれど、実は内容もっと凄い。
【会いたくて 会いたくて/西野カナ】
会いたくて会いたくて震える相手が別に遠距離恋愛だったり、叶わぬ想いびとならば別に普通なのですが「振られた元彼が忘れられない」歌です。というのを知ったときは衝撃だった……。
あ、ちなみにこの曲とエスペランサは最近の私のカラオケ十八番かもしれない。歌いやすい上に会いたくて会いたくては特にそうなんだけれど一般認知度が高いのでね。

これカップリングか両A面か、なんだけれど物凄いパンチ力……。
【MAYBE/西野カナ】
ざっくり言うと「彼氏に元カノという存在が居るのが許せない。私が最初の彼女だったら」という。いや、もう、別に浮気してる訳じゃないし、それぐらいイイんじゃねーの、とか思ったりするんですけれど。ダメなのか……。
……という訳で、よく、ほら、女子高生のカリスマ的、というか、わかるわーって共感出来るラブソング歌ってるイメージと捉えがちなんだけれど、やっぱりそれって本当なの?とか思ってしまう。

しかしながら、きちんと両想いのひとに対する曲がコレなので、人間なんてそんなものか、とか思ったりする。
【もっと…/西野カナ】
別に思った以上に蔑ろにされている訳じゃないだろうに……とか思うんだけれど、そんなものなのかなー。
なんて考えてたら、ふとこのフレーズを思い出した。
『カラオケでヒットする曲に悲恋ものが多いのは みんな 安心したいからかもしれないわね』

CLAMP東京BABYLONからの1フレーズ。手元に有るのはコミックス版で、コミックスだと5巻収録の話ですが、文庫だと何巻なんだろう……。初版1993年って何年前だよ……いや20年前ですね知ってます。このフレーズを確かめる為に久しぶりに引っ張り出してきたけど、やっぱり東京BABYLON大好きです。初めて読んだときには昴流くん年上だった筈なんだけどなー。北都ちゃんがシャネルの口紅で結界書くところとか憧れたもん……。
つまり、幸せなラブソングを歌うよりは、切ないとか悲しいとか歌ってた方が共感を呼ぶのだろうが、そうは言っても西野さんは妙に執念深いような気はする。